8 佐久鯉ブランドPRのために資料館の設立を
更新日:2022年2月15日
質問者:泉小学校 長谷川 碧良(はせがわ きよら)さん
泉小の学区は佐久鯉発祥の地です。私たちは総合学習で佐久鯉の歴史を調べ、養殖現場を見学して生産者の思いにふれ、佐久鯉を取り巻く現状と課題を考察しました。最近では熟成鯉や唐揚げ等、創作料理も登場し、テレビ番組「青空レストラン」で紹介されるなど多くの方が佐久鯉に注目しています。
佐久市が全国に誇れるブランドの佐久鯉を継承し発展させていくためには、もっとPRして推進していく支援事業が必要です。その一つとして、私は、歴史や食文化料理法等の全てが分かる「佐久鯉資料館」の創立を考えてみました。ぜひご検討ください。
答弁者:市長
泉小学校 長谷川 碧良さんからの「佐久鯉ブランドPRのために資料館の設立を」の質問に、お答えいたします。
始めに、佐久鯉のPRの推進でありますが、佐久鯉は、佐久市の食文化として市民の食卓を潤してきたとともに、食の観光資源として活用されており、今後も、歴史や食文化、美味しさなど佐久鯉の魅力を市民のみならず市外や県外の多くの方に情報発信していくことが大切であると思っています。このため、市民の皆さんに佐久鯉について更なる理解を深めてもらうため、市内情報誌とタイアップし、佐久鯉の特集記事を掲載してもらっています。また、市外や県外の方にPRするためパンフレットやポスターを作成し、佐久平駅のプラザ佐久やヘルシーテラス佐久南などの市関連施設等で配布、掲示を行うとともに、上信越自動車道下り線佐久平パーキングエリアにおいて、佐久鯉の新たな食べ方としての熟成鯉のPR動画を流すなどして、県外から佐久市を訪れる方にPRしています。また、東京などでも広く佐久鯉を知ってもらうため、長野県のアンテナショップの「銀座NAGANO」でのPRイベントなどを行う予定をしています。
次に、佐久鯉の資料館の創設についてですが、資料館を新たに建設するには用地取得や建設の経費、施設の維持管理費など多くの課題があり、その課題をすべてクリアしないといけないことから、現実的には難しいと思われます。しかしながら、常設で佐久鯉の歴史に触れ、魅力を発信する場があることは、佐久鯉の認知度を高めるなど大きな効果があるものと思われますので、ヘルシーテラス佐久南などの市の施設を利用し、展示パネル等の展示コーナーを設置していきたいと考えています。
今回ご質問をいただいた碧良さんをはじめ、今議会にご参加いただいている皆さんにも、より多く佐久鯉を食べていただくとともに、多くの皆さんに佐久鯉の美味しさを伝えていただきたいと思います。