11 教室の壁について
更新日:2022年2月15日
質問者:望月小学校 渡辺 朔次朗(わたなべ さくじろう)くん
ぼく達の望月小学校は、オープンスペースという特殊な造りで、出入口の壁が無いため、出入りがしやすく風通しがとても良く、感染対策として換気もできています。しかし、一方で冬は寒くなりやすいです。一番の問題はろう下からの声が大きく、授業に集中できないことがあります。なので、取り外しのできるしきりを作ったら、オープンスペースの良さを保ちながら、使うことができると考えました。参観日の時などは取り外し、テストの時はつけるということができます。将来、社会に役立つ学習をするために、是非、ご検討をおねがいします。
答弁者:教育長
望月小学校 渡辺 朔次朗君 からの「教室の壁について」の質問に、お答えいたします。まず、望月小学校が開校時にオープンスペースの教室をつくったのは、次のような理由があります。
その1つ目は、児童の皆さんの学習の形に合わせて、広い空間で自由に形を変えることができることです。学級での一斉学習やグループ学習、また、隣の学級との交流や学年全体での授業などができることです。さらに、2クラスを3つに分けるなど、少人数の学習もしやすくなります。
2つ目は、休み時間や放課後などに、クラスを超えた越えた交流ができることです。
3つ目は、一緒に生活している皆さんが、他の人のことを思うことができるようになることです。「隣の学級は授業中だから静かに移動しよう」というような気持ちが持てるようになります。
朔次朗君の提案に沿って、このオープンスペースの良さを活かしながら、寒さを防ぎ、騒音をシャットアウトする方法を考えましたが、簡単に取り外しの出来るものだと寒さなどを防げませんし、防音等に効果を発揮するにはしっかりとした材質のものを隙間なく取り付けつけることが必要となります。そこで市教育委員会といたしましては、仕切りは設置せず、まずはオープンスペースの長所を大事にして、 防寒や防音については、現在もテストの時などは、多目的室や他の特別教室を利用していると聞いていますが、そうした工夫を、校長先生方とも相談しながら行って欲しいと考えています。いろいろな場面を考えることができる、朔次朗君の想像力とアイディアに感心いたしました。ありがとうございます。