10 中学校の制服について
更新日:2022年2月15日
質問者:浅科小学校 黒岩 実聡(くろいわ みさと)さん
私は社会の授業でLGBTについて学びました。一言で男や女と言えない多様な性があることを知りました。また、先日の新聞から、人権教育副読本の「あけぼの」にLGBTに関することが入れられたと知りました。しかし、中学校の制服を考えてみると、男子は学ラン、女子はスカートと、性別がはっきりと分けられていると感じました。そこで、制服を男女共用のデザインにしたら良いのではないかと考えます。そうすれば、LGBTの方を含めどんな人でも安心して着用できるのではないでしょうか。誰もが暮らしやすい佐久市になってほしいです
答弁者:教育長
浅科小学校 黒岩 実聡さんからの「中学校の制服について」の質問に、お答えいたします。ご質問の中学校の制服については、市立中学校7校の内(浅間中学校を除く)6校がそれぞれに制服を定めています。制服に関することを決める場合、それぞれの学校で生徒・先生・保護者等からの意見を中心に、生活の規律や学校が引き継いできた伝統等を加えて考えているようです。
黒岩さんがお住まいの地区の浅科中学校は、男子は学生服、女子はブレザーとスカート又はスラックスが指定されています。ご提案の男女共用デザインの制服は、色々な立場に立って様々な面から考えていく必要があります。黒岩さんは、来年度から中学生ですね。中学校へ行ったら、自分のアイデアを元に同級生や、生徒会等で是非話し合ってみてください。特に、生徒会では色々な意見や考えが出されると思います。同級生や先輩方の多くの人の意見を聞いて、制服の必要性や自分たちが身につける制服をどうしていくのが良いか、みんなが考えた案をまとめることはとても大事なことです。黒岩さんは新聞を読み、県内で小中学校の人権学習に使っている「あけぼの」に関心をもってLGBTの方々のことを考えてくれました。これからもぜひこの制服などの身近なことから、色々な立場の人を想い、寄り添う気持ちを大切に持ち続けていってください。今回は大変良いアイデアをいただきました。今後の人権学習を進める参考にしてまいります。