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6 不登校の子へのサポートについて

更新日:2023年8月25日

質問者:佐久平浅間小学校 小山 慶仁(こやま よしひと)さん

 ぼくはTVで不登校の子が増えていることを知りました。令和3年、小学生81,498人、中学生163,442人と全国で多いことが分かりました。
まず佐久市は不登校の子についてどう対応しようと考えていますか。チャレンジ教室などがありますが、学校やチャレンジ教室以外でもどのように対応しようと考えていますか。
ぼくはもっと学校の中に不登校の子が来やすくなる空間を作ってあげた方がいいと思います。
また、チャレンジ教室が野沢から浅科に移動したことについてはどう考えていますか。もっと佐久の中心部におく、増やすなどの対応はできますか。

答弁者:教育長

 佐久平浅間小学校 小山慶仁さんの質問にお答えいたします。
 まず初めに、小山さんのご指摘の通り、全国と同様に、佐久市の不登校子ども数は、小中学校あわせて、令和元年度には178人だったのに対して、令和4年度には、288人となり、急増しています。急増についてのはっきりした理由は分かっていませんが、コロナウイルスの感染症の流行の拡大が理由の一つではないかとも考えられています。こうした現在の状況を踏まえながら、佐久市での不登校への対応について説明します。
 まず、不登校については、どの子にも起こりうることと捉えた上で、学校に行けなくなった様々な理由に寄り添い、将来の自立に目を向けて、今どんな支援をすればよいかを考えて対応しています。具体的には、学校の中に校内中間教室を設置して、自分のペースで学習したり、友達や先生と気軽に対話できる居場所を設けたり、1人1台端末を利用して、学校の教室以外の場所にいてもオンラインで授業に参加できるようにするなど、学校ごとに様々な工夫をしています。
さらに、学校とは別の場所で過ごしたいという子どもたちのために、校外にチャレンジ教室を開設しています。
また、スクールメンタルアドバイザーという6人の先生が、学校や時には家にも出かけて、本人の悩みを聞きながら、何をしたらよいか一緒に考えています。そして、不登校になる前の引きこもり傾向にある児童生徒に対しては、3人のハートフルフレンドが、自宅を訪問し、会話や遊びなどを通じて、児童生徒との関係を築き、登校や社会的自立のためのきっかけづくりをサポートしています。
 次に、チャレンジ教室の浅科移転については、今まで野沢で使用していた建物が使えなくなったためのやむを得ない判断で、令和7年度中には、中込駅のすぐ近くにあるサングリモ中込に、設備もリニューアルして再移転する予定となっています。また、今後の状況をよく考えて、チャレンジ教室を増やすことも、検討していく必要があると考えています。
 最後に私は、学校は、皆で楽しく学ぶ場所であってほしいと願っていますので、様々な理由で学校に来ることができない児童生徒に、皆で寄り添い、その子のために、誰がどんな取り組みができるのか、それぞれが考え、協力して実行していくことが大切だと思っています。

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