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7 歩車分離式の信号機設置について

更新日:2023年8月25日

質問者:佐久長聖中学校 市川 大晟(いちかわ たいせい)さん

 僕が住んでいる野沢地区では、毎日多くの子どもが徒歩や自転車で登下校しています。その中で交差点に子どもが飛び出してしまい事故寸前だったところを時々見かけます。また、見通しが悪い交差点では歩行者や車が進みづらかったり、スピードを出した自転車と車が衝突する恐れもあります。
このような事故を防ぐのが歩車分離信号機です。長野県の歩車分離信号機の設置率は13%で日本一位です。しかし、13%ではまだまだ低いと思います。
この歩車分離信号機をさらに増設し、車と歩行者の両方が安全に通行できる佐久市にしてほしいです。

答弁者:市長

 佐久長聖中学校 市川大晟さんからの質問にお答えいたします。
 佐久市では、市川さんが提案する、「歩車分離式の信号設置」などの要望を、「交通安全対策要望書」として、毎年、区長さんを通して提出をしていただいています。いただいた要望のうち、交通規制に関する要望は佐久警察署へ提出し、長野県公安委員会において設置が可能かなどの判断をしていただいています。
市川さんが提案する「歩車分離式信号」は、全ての車を停止させることで、歩行者だけが交差点を渡る時間を作ることができます。その一方で、車も歩行者も赤信号の待ち時間が長くなることによって、渋滞や信号無視が起こりやすくもなります。このようなことから、警察庁から「歩車分離式信号に関する指針」が示されまして、歩行者や車の安全と、街全体の人の動きや、交通量のバランスを考えて、「歩車分離式信号」が設置されています。
市川さんも危ないと思った交差点の場所や交通規制などの事で気づいたことがありましたら、学校の先生を通じてでも構いませんので、その場所を市役所生活環境課へ教えていただきたいと思います。その内容を警察署へ伝えていきたいと思います。
 また、交通事故を防ぐには、信号機などの設置も大事ですが、道路を通行する全ての皆さんが交通ルールを守ることが最も重要です。佐久市では交通安全を呼び掛ける活動として、年4回の交通安全運動のほか、11月には、交通事故防止市民週間など警察や関係する団体の皆さんと協力して行っています。
 皆さんも、家族や友人の皆さんで交通ルールを守って、安全に楽しい夏休み、学校生活を過ごしていただきたいと思います。
 こういった信号機などのいろいろな工夫によって、安全対策が行われたり、渋滞緩和というものが行われています。
例えば、岩村田商店街にある信号機は「考える信号機」と言われていて、渋滞状況を見て、どちら側の信号をどのぐらいの時間にするか、自動的にコンピューターで設定します。
こういった技術の進化もありますので、市ではそんな情報も得ながら、ご提案のあった歩車分離式信号機についても、皆さんからの声を警察署に相談していきたい思います。

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企画部 広報広聴課
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