9 望月の特色を活かした活動について

更新日:2026年9月29日

質問者:望月中学校 鍋田 小糸(なべた こいと)さん

 望月は田畑が多くあり自然が豊かです。そして、その農業を活かし、給食には毎日地域食材として望月の野菜やお米が出ます。私はこの給食が好きなため継続して欲しいと思っています。しかし地域の過疎化により農業の担い手が減少しています。実際に国勢調査による人口の推移では昭和35年~平成27年の55年間で、市全域では約1万人増加しているなか望月地域では約6000人が減少しています。更に産業別人口の動向として、同じく55年間で第一次産業の就業人口比率は市全域で48%低下し望月地域も51%低下しています。
 望月中学校では今年から「種まきキャンパス」という活動を行っています。それは高校を卒業した後都会へ出てもまた望月に戻り地域で仕事を行ってもらうための活動です。そうする事で農業の担い手や後継者も増えていくと私は思います。地域の食材を使うということは地産地消にも繋がります。
 望月での地域の活性化のために市で行っている取り組みがあれば教えてください。

答弁者:市長

 望月中学校 鍋田小糸さんからの質問に、お答えいたします。
 望月ならではの地域食材を使った給食を継続して欲しいという思いを、大変嬉しく思います。一方で、鍋田さんが調べてくれた通り、望月地域の人口減少と農業の担い手不足は、市としても大変重要な課題と受け止めています。
 佐久市では、本年3月に策定した「佐久市過疎地域持続的発展計画」に基づき、望月地域が将来にわたって住み続けられるまちになるよう、様々な活性化事業を進めています。本日はその中からいくつかの取り組みを紹介します。
 1つ目は、望月地域に来る人、住む人を増やす事業です。農業体験ができる畑付き宿泊施設「佐久クラインガルテン望月」を活用し、都市に住む人たちとの交流や、望月地域の魅力を感じて移住してくれる人を増やす取組を行っています。また、今年度からは望月地域の空き店舗を活用し、新しいお店への挑戦を応援する出店コンテスト「SGS(スタートアップ・ゲートウェイ・サク)inもちづき」を実施し、まちに新たなにぎわいを生み出す取り組みを始めました。さらに、望月地域出身の書家である比田井天来と、その夫人の小琴を顕彰する「佐久全国臨書展」を通じて「書のまち佐久」を発信し、全国から人や作品が集まる機会を創出しています。
 2つ目は、将来のまちづくりを担う、若い皆さんを応援する事業です。望月地域では、地域の方たちが「地域連携協力隊」という組織で長野西高等学校望月サテライト校でのキャリア教育の授業を支援しています。この授業は、「農業」や「ゴルフ場」、「温泉」といった特色ある地域の資源を活用し、地域とつながることを目的としています。
 望月中学校で今年から始まった「種まきキャンパス」は、将来都会へ出てもまた望月に戻り地域で仕事をしてもらうための、大変素晴らく期待の持てる活動であり、とても頼もしく感じています。望月地域を元気にするためには、市が行う事業だけでなく、鍋田さんのように「地域を良くしたい」と考えてくれる若い皆さんの力が何よりも大切です。
 将来、大人になってから戻ってきたいと思えるような魅力ある望月地域を、一緒に作っていきましょう。
 先ほど鍋田さんの自己紹介の中で品川からの移住というお話がありました。今品川は大変な発展を遂げていますが、そういったところから鍋田さんのように望月の大自然の中で暮らすことによって、望月の魅力というものを人一倍感じることができるのではないかと思います。そのことがこういった質問に繋がったのではないかなという風に思っております。
 種まきキャンパスというのは素晴らしい事業だと思います。農業と望月についての発言がありましたが、この夏、私は望月の長者原の野菜を名古屋地域でトップセールスをしてまいりました。その中で教えていただいたことは、望月の長者原の野菜は品質がとても良いということです。市場の皆さんとお話をしてみると、望月長者原(あちらでは『丸月ブランド』で売っていますが)のキャベツなどの荷物はとても綺麗だそうです。なぜ綺麗かと言うと、畑のマルチフィルムを1回栽培・収穫したら全部剥がして、また新しいマルチを張って植えていくという細かい作業をやっていることによって、清潔で土のついていない野菜が出回っているそうです。だから日持ちがする。そのことがとても評価が高く、1箱あたり他の産地よりも200円から300円高い価格で流通しているそうです。そして愛知県の尾張地域のメガドンキの野菜はこの時期すべて長者原の野菜が売られています。そういった中で非常に高い評価を受けている野菜が鍋田さんの地元の長者原で取れているということも誇りにしていただいて、種まきキャンパスでも話題にしていただき、成果が大きなものになればいいなと思いご紹介させていただきました。大変希望を持てる素晴らしい質問をありがとうございました。

質問者:鍋田 小糸さん

 ご答弁ありがとうございました。今現在の長者原や望月の情報を詳しく知ることができたので良かったです。また望月地域の今後の未来のためにもいろいろと進めてくださっていると聞いて嬉しく思いました。今後合併により廃校になった校舎の活用や温泉施設の利用の仕方、公共機関や医療体制の充実にも目を向けていただけると幸いです。

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