まが玉星雲(IC405)
更新日:2019年12月7日
ぎょしゃ座の散光星雲。薄いので見るのは困難ですが、写真に撮ると古代日本の装身具「まが玉」の形が浮かび上がってきます。上の写真の右側がまが玉星雲(IC405)、左側の小さな星雲はIC410です。まが玉の頭部に当たる部分(下写真)は英語で「flaming star nebula(炎上する星星雲)」と呼ばれることもあります。まが玉の穴の位置にある明るい星は「ぎょしゃ座AE(AE Aur)」という星で、オリオン座の方から秒速1000kmという高速で移動してきた星だということが分かっています。この星が元からあったこのあたりのガスを輝かせているのがまが玉星雲です。
[撮影データ](上…IC405・410) 2019年12月3日 24時04分~ タカハシFS-60C+0.72倍レデューサー キヤノン60Da(ISO6400) 1分×22枚 ステライメージ7で画像処理
(下…IC405部分) 2019年1月11日 15cmF8屈折 キヤノン60Da(ISO6400) 3分×24枚 ステライメージ8で画像処理
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