1.東日本大震災の大船渡市の小学校への支援について
更新日:2015年2月2日
質問者:岸野小学校:片桐 未琴(かたぎり みこと)さん
私達は、児童会で東日本大震災の募金活動を行い、たくさんの協力を得ることができました。今後も支援活動を行いたいのですが、できれば友好都市である大船渡市の小学校に直接支援物資やお金を送れるようにしたいと考えています。
そこで、どんな支援が必要なのか市から連絡を取って、情報を集めていただけないでしょうか。
私達も大船渡市の友達と連絡を取ってみましたが、まだ繋がりません。私達は少しでも被災された方を支援したいです。
どんな支援ができるか、教えてください。
答弁者:市長
岸野小学校 片桐未琴さんからの、東日本大震災の大船渡市の小学校への支援についての質問にお答えいたします。
まず、最初に片桐さんをはじめとした、岸野小学校児童会のみなさんが、東日本大震災で被害を受けた方々に対して募金活動をしていただき、また、これからも支援活動をしたいと思ってくれていること、その思いやりの気持ちは、大変大切なことであると思います。
佐久市では、東日本大震災で大変大きな被害を受けました、友好都市(これは銀河連邦共和国として、現在の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究・観測施設がある街同市がつくった友好都市ですが)岩手県大船渡市へ支援活動を続けています。地震や津波があったすぐ後に衛星電話で連絡をして、大船渡市から要望があった、けがをした人や病気の人を治療するための、お医者さんや看護師さんを派遣したり、食べるものや毛布など生活に必要なものを送りました。
また、片桐さんや皆さんが協力してくれた義援金は、(いままでで6,500万円で)私や小池副市長が直接大船渡市の戸田市長さんへ届けさせてもらいました。そして、その義援金と一緒に、市内の小学校の皆さんからお預かりした寄せ書きや、野沢中学校の生徒さんからお預かりしたCDなども届けさせていただき、大船渡市長さんから、「こうした寄せ書きが子どもたちに一番元気を与えてくれます。」とお礼の言葉をいただきました。実際に現地へ行ってみると、津波の被害は言葉を失うほどです。それでも大船渡市の方々は、全国からの支援を受けながら、みんな頑張って生きています。みんなの支援は間違いなく大船渡へ届いています。
これからどんな支援ができるのか、との質問ですが、大船渡市では、今は色々な品物は全国からの支援により不足はないようです。但し、壊れた道路や建物などを直すためには、大変な時間と人手とお金がかかります。市ではこうした復興に向けた支援を続けていきますが、私はこう思います。片桐さんは今、何とか支援に協力したいと思ってくれている。その気持ちを大切にしてもらいたい。テレビなどで映されることも、その内少なくなるかもしれないけれど、今の気持ちを忘れずに、その時、その時できることを、相手の立場になって考え、できる範囲で、していってもらいたいと思います。
佐久市でも大船渡市からの要望で皆さんにお願いすることがあれば、学校などを通じてお願いしていきたいと思います。