12.開校三十周年記念に残る市川五郎兵衛さんの像をつくりたいが、市にも協力していただきたい
更新日:2015年2月2日
質問者:浅科小学校:小林 篤史(こばやし あつし) くん
浅科小学校は、今年度30周年を迎えました。僕たちはこの記念の年に、全校が一つになって、思い出に残る活動をしたいと願っています。
そこで考えたのが、浅科の地に用水を引いた五郎兵衛さんの像をたてることです。チャリティーコンサートを開いて地域に呼びかけたり、アルミ缶を集めたりして、みんなで資金を集めたいと計画しています。
しかし、実現するためには、たくさんのお金が必要です。市のみな様にも資金などのご協力をよろしくお願いします。
答弁者:教育長
浅科小学校 小林篤史君からの「開校三十周年に記念に残る事業として市川五郎兵衛さんの像をつくりたいが、市にも協力してもらいたい。」と言う質問にお答えいたします。
小林君が通う浅科小学校が30周年を迎え、その記念に「全校が一つになって行う活動」として、郷土に大きな功績を残された市川五郎兵衛さんの像を地域に建てたいと考えたこと、また、この計画を学校だけでなく、地域の人たちと一緒になって進めようと考えたことは、地域に対する愛着の表れであり、その気持ちはこれからも大切にして頂きたいと思います。
さて、小林君もご存知のとおり市川五郎兵衛さんは、自分の財産を使い用水の開発に取り組み、浅科をはじめとする佐久の水田開発に大きな功績を残した方です。
その市川五郎兵衛さんの像を建てるには、建てる場所や、どの位の経費が掛かるか調べることも、計画を実現するための大変重要な事柄です。また、さらに重要なことですが、これまで市川五郎兵衛さんの人物画などの資料が見つかっておりません。小林君たちの考える建てたい像がどの様なものか分かりませんが、実際に像を建てるには、この人物画などの資料が無いことが大きな障害になると思います。
従って、市川五郎兵衛さんの遺業を、どのような形で30周年の事業として取り組んだらいいのか、先生方ともう一度相談してみてはどうでしょうか、きっといい取り組みの活動が見つかると思います。
教育委員会でも、小林君が考えるように、地域に大きな功績を残した人の生き方や考え方、その努力の姿を研究することは、そこに住む人たちのふるさとへの愛着の心を育み、郷土に対する自信と、誇りを持って暮らすことのできる、大切な取り組みだと考え、昨年度から佐久に関係し、功績を残した歴史上の先人を調べる取組を始めました。小学校5・6年生や中学生にも読める資料の一部を今年度中には紹介したいと考えています。
小林君達も、こうした資料を参考に、市川五郎兵衛さんのように地域をつくった人々についての調査・研究に取り組んでもらいたいと思います。