2.中込地区に移転する佐久総合病院の周辺を地域住民で緑化
更新日:2015年2月2日
質問者:中込小学校:篠原 匡輝(しのはら まさき)くん
中込小学校の通学区内に佐久総合病院の一部が移転されると聞いています。予定地に現在植えられているたくさんの木は、切られてしまうことになります。街で愛されてきた緑がなくなっていくことは、悲しいことです。
そこで、病院の周りに花壇を作ったらどうでしょうか。花を植えたり、水をやったりは、私たち小学生が地域の人たちと一緒に行います。私たち自身が支え合うことで一体となり、住みよい町を作るのです。
行政の力強い援助をお願いします。
答弁者:市長
中込小学校 篠原 匡輝君からいただいた「中込地区に移転する佐久総合病院の周辺を、地域住民で緑化」についてのご質問にお答えいたします。
篠原君の質問にありますように、佐久総合病院は、中込中央区に新しく病院の建設を予定しています。この病院の建設予定地は、桜や白樺、ヒマラヤスギなど、沢山の種類の樹木が多数植えられており、周辺地域の皆さんにとっても、気持ちの安らぐ、大変貴重な緑地スペースとなっています。
こうした場所に大きな病院が建設されるわけですから、篠原君の言われるように「多くの樹木が切られてしまい、緑がなくなってしまうのではないか」という心配も当然のことだと思います。
そして私も、篠原君と同じ思いを持ったことから、これまで皆さんに親しまれてきた桜並木や、沢山の木々を、出来る限り残していただけるよう、病院にお願いしてまいりました。
病院の皆さんも、地元の皆さんとの交流を進めたいとの思いから、新しい病院の整備計画では、植えられている樹木を動かさないように、また可能な範囲で移植するなど、皆さんの希望にできるだけ応えられるよう、病院の建設を進めたいとしていることから、病院が建設されても、敷地内で充分な緑地が確保されるものと考えます。
また、市では病院周辺の道路について、車道を広げたり歩道を作ったりする工事を進めていますが、できるだけ樹木を切らないように計画しています。
特に、病院建設予定地の南側市道の沿道にはすばらしい桜並木があり、市民に親しまれていることから、しばらくの間は道路の南側の歩道だけを整備し北側歩道は整備せず桜の木をなるべく残す計画をしています。
古い木なので、佐久総合病院と相談して、近くに若い木を植えるなど、将来的にも桜並木となるように、道路の整備を進めていきたいと考えています。
今回篠原君から、地域の皆さんと協力をして花を植えたりしながら住みよい街づくりをしたいというありがたい提案を頂きました。
市には、アダプトシステムという地域の小学校や住民の皆様に、木や花への水くれや、剪定や、草取りなどをお願いして、地域のみなさんと協力して一緒に育てていただく制度もございます。
病院の周りに木や花を植え、その手入れをすることを通じて地域のひとたちが支え合い、より住みよい地域にするために、この制度を是非使っていただきたいと思います。