10 人口の中心部への集中について
更新日:2019年8月30日
質問者:野沢中学校 櫻井 琴羽(さくらい ことは)さん
野沢中学校では私達の学年からクラス数が減り、母校である泉小学校でも1クラスの学年があります。他にも児童・生徒数が減っている学校もあると思います。しかし、数年前にできた佐久平浅間小学校は児童数が年々増えていると聞いています。佐久平では、これから開発がもっと進むと聞いているので、今後はより中心部に人口が集中するのではないでしょうか。私は佐久市の人口が増え、活気が出てくることはすばらしいこととは思いますが、中心部だけでなく佐久全体が活気のある街になってほしいと思っています。佐久市では人口の集中についてどうお考えかお聞きしたいです。
答弁者:市長
野沢中学校 櫻井 琴羽さんからの「人口の中心部への集中について」の質問に、お答えいたします。
日本の人口は、現在減少傾向にあり、佐久市においても、人口の減少が始まっています。人口が減少すると、病院やお店、学校、電車やバスの便数などが減ったり、無くなったりし、生活に必要な機能が身近で維持できなくなることから、全国的に問題となっています。
そのような中、佐久市では、佐久市に住む全ての「ひと」が「暮らしやすい」、「暮らして良かった」と思えるまち、心身ともに健やかに暮らせるまちを目指す姿としています。また、佐久市外の人が「佐久市で暮らしたい」、「働きたい」、「佐久市に行きたい」と思うまちになることも目指しています。この目指す姿を実現するために、地域の拠点ごとに、健康長寿や、住みやすさなどの特徴や良さを生かすことで、多くの人が集まるまちとなり、活気ある佐久市につながるものと考え、まちづくりを進めています。
佐久市には、佐久平駅周辺だけでなく、歴史的な成り立ちや、これまでの取組により、岩村田や野沢、中込、臼田などにも生活のための機能が集まる地域の拠点があります。例えば、櫻井さんが住む野沢地区においては、現在、たくさんの市民が集まる、野沢会館の建て替えの検討が進んでおり、これをきっかけに「野沢地区のまちづくりをどうするのか」、その考えやコンセプトをまとめる取組を始めています。野沢地区は、国のハローワークや長野県の地域振興局、佐久広域連合といった機関、スーパーや銀行、郵便局、商店があります。また、保育園・幼稚園といった子育て施設などがあり、「暮らすまち」として魅力が高く、特に20代から30代の子育て世代が必要とする施設が充実しています。このような野沢の特徴を生かすことで、「新たな暮らしを始めるまち」、「暮らし続けるまち」を実現したいと考えております。
櫻井さんからも、野沢地区が、子どもから大人までたくさんの世代の声にあふれた、暮らしやすく、活気のあるまちとなり、それが佐久全体の活気につながるよう、ご意見や、アイディアを出していただければと思います。