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1 地域祭りの衰退化について

更新日:2024年10月11日

質問者:望月中学校 金井 重直(かない しげなお)さん

 地域祭りの中で、榊祭りは僕たちが住む望月地区の魅力であり、榊祭りの佐久市の魅力の1つでもあると思います。そんな榊祭りですが、毎年、御神輿や松明投げの行事に参加していると、「御神輿を担ぐ人が少ないな」とか「以前の方が活気があったな」と感じることが多くなってきました。このような状況になってしまったのは、僕達、地域に住む学生や若い人が祭りを引き継いでいく意思の低さが原因だと考えました。
 そこで、僕自身ができることとして、望月中学校の生徒会活動の1つとして、給食時の放送で行っている生徒会ラジオの時間を用い、榊祭りの魅力や衰退化していきそうな現状を知ってもらい、中学生の自分たちが今できることは、榊祭りの御神輿の担ぎ手として、まずは大勢の人に参加してもらうことだということを伝えていきたいと考えています。
 そこで質問です。佐久市では、これまでの地域祭りの衰退化の現状を把握し、今後どのようにして、若い世代へ各地域の伝統ある祭りや芸能を受け継いでいってもらえるようにするか、お考えを教えてください。

答弁者:市長

 望月中学校 金井重直さんからの質問にお答えいたします。
 市が支援をして支援をしています榊祭りを含む、9つのお祭りやイベントにつきましては、佐久市観光協会などの関係団体の皆様から、近年の新型コロナウイルス感染症による行動制限の影響をはじめ、少子高齢化や人口減少による後継者や担い手不足、また金井さんが考える、若い世代の地域のお祭りや行事への関わり方や、考え方が変わってきていることなどへの課題についてお聞きし、把握をしています。
 しかし、こうした課題は、地域の皆さんの取り組みや工夫によって、少しずつですが、変化も表れてきています。
一例を申し上げますと、本年の臼田地域で行われた小満祭におきましては、子どもが減少し、中止となっていた伝統行事の北越出兵が、地域の皆さんの取組により、11年ぶりに復活をしております。またご指摘の榊祭りにつきましても、過去に御神輿を担いだ方の参加や、年齢制限の撤廃など、御神輿の担ぎ手不足の解消に向けた工夫がされているとのことです。この他にも、「子ども神輿」やオープニングセレモニーにおける中学校の吹奏楽の演奏など、若い皆様にもプログラムに参加していただく予定とお聞きしていますこのように、地域や若い皆さんがお祭りやイベントに参加できる環境を整えることは、地域の祭りやイベントに魅力と関心を持ち、次の世代へ継承され、課題の解消や賑わいを取り戻していくものと考えております。先に申し上げましたお祭りやイベントは、地域で守ることが大切であると考えています。
 しかしながら、市といたしましても、課題解決に繋げ、将来に受け継がれるよう、人的、金銭的支援を行っています。加えて、新聞報道などのメディアや、若者の利用が多いXやInstagramなど、SNSを活用し、市内外に向けた魅力発信や賑わいをもたらせるよう、情報発信にも取組んでおります。
 金井さんの考えている「榊祭りの魅力や現状」を、「生徒会ラジオ」放送で伝えたという行動は、関心の現れとして、とても重要で素晴らしいことであります。是非継続して取り組んでいくことによりまして、未来において、この榊祭りが望月の重要なお祭りとして伝承されるものと思います。
 ぜひ頑張っていただきたいと思います。

質問者:金井 重直 さん

 ご答弁ありがとうございました。
 僕も皆さんと一緒に地域祭りを盛り上げていきたいです。

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