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6 部活動で使う学校施設、用具の整備について

更新日:2024年10月11日

質問者:野沢中学校 北村 陽(きたむら はる)さん

私達の中学校では、部活動時に不便な点が多々あります。
例えばテニスコートの後ろが狭いため、打ちにくかったり、移動だけで邪魔になることがあります。また、校庭に日陰が少ないため、授業だけでなく、部活動の練習や大会で他校が来るときや、保護者の方が観戦するときに、暑さをしのげる場所が少ないです。
このためテニスコートのフェンスを道路側に移動させて部活動の環境を整えてほしいと思います。また、暑さをしのぐ場所については、プールなどによくあるこのようなもの(写真)を建ててもらうだけでも十分だと思います。それにこのようなものは、短期間で設置することも可能で、広いスペースも必要ないと思います。そのため、授業や部活の邪魔をせずに設置し、有効活用できるのではないかと思います。
 他にも不便な点はあると思います。なので、アンケートなどを取って、対策をしてもらうと幸いです。
授業中や部活動の練習・試合などで熱中症になり、活動が制限されることが私達にとっては一番困ることなので、このようなものを設置していただけるとありがたいです。

答弁者:教育長

 北村 陽さんからのご質問にお答えいたします。この質問から北村さんが部活動に熱心に取り組む姿が目に浮かびます。
 それでははじめに、テニスコートのフェンスを道路側に移動させて、部活動の環境を整えてほしいという要望にお答えいたします。
結論から申し上げますと、申し訳ありませんが、フェンスを移動させることはとても難しい状況であります。理由は、一見広げられるように見える土地ですが、この敷地は、水路を管理するために必要な土地であり、フェンスを移動すると、これをつぶしてしまうことになるからです。コートの後ろが狭く、ボールが打ちにくい現状は十分理解できますが、現在の状況でも、フェンスは道路側に目一杯寄っている状況であることをご理解いただき、練習の方法の工夫などに努めていただければと思います。
 次に、校庭に日除けの庇を立ててもらいたいという要望でありますが、これも現状はとても難しいです。理由は、北村さんから提案していただいた固定式の庇を設置するには、やはりたくさんのお金がかかることと、設置しても、太陽の位置や角度によっては、日差しを十分に遮れないことが考えられるからです。
また、現在の気象状況では、例えば、気温や湿度などから、熱中症になるリスクが極めて高い状況の目安である暑さ指数が、31以上になると、「運動は原則中止」に、さらに暑さ指数が33以上になると、熱中症警戒アラートが発表されます。このような場合は、庇の有無にかかわらず、そもそも運動の活動自体が制限されることになります。こうした状況を踏まえると、気象状況などを考えながら、部活動計画を顧問の先生と一緒に作ったり、部員の健康状態などを考えて、日常の練習において適切な水分補給、休憩時間の工夫などを行いながら活動を続けていくことが必要になると考えています。
 最後に三つ目の、学校施設の不便な点など、生徒からアンケートを取って対策をしてもらいたいという要望にお答えいたします。
北村さんご指摘の通り、生徒の皆さんからアンケートを取るということは、とても大事なことです。現在では、皆さんに配布されている端末を活用すれば、その集計業務の手間も以前よりはかかりません。ただ、皆さんの一人一人の要望にひとつずつ応えていくことは、実際的ではありません。
 私としては、皆さんの学校にある生徒会を活性化して、様々な部活動や個人の要望について、生徒みんなで話し合い、その結果を校長先生にお伝えして、学校の先生や、事務職員の方々と一緒になって議論をして、市教育委員会に要望を上げていただくことも1つの方法だろうと考えています。こうした過程を学ぶことで、皆さんに自分から声を上げることの大事さと民主主義の基本的ルールを体験してほしいと考えています。

質問者:北村 陽 さん

 ご答弁ありがとうございました。
 今のお話の中に、生徒会などで話をして校長先生などを通して意見を出してもらうというお話があったと思うんですが、そういうのを活かしながら、学校全体の不便な点を、まとめて出していきたいなと思いました。

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