9 佐久市の映画館について
更新日:2024年10月11日
質問者:佐久城山小学校 岡部 晃典(おかべ あきのり)さん
僕は、映画館でアニメを見ることが大好きです。映画は大きなスクリーンで映像を見ることができたり、様々な方向から音が聞こえたりします。
だからその物語に入り込んだような気持ちになってしまいます。始まる前のワクワク、見ている最中のハラハラドキドキ、見終わった後に家族や友だちと感想を話す楽しさが味わえるのは映画だからこそだと思います。
しかし、昨年、佐久地域で唯一の映画館が閉館してしまいました。佐久で映画を見ることができなくなってしまったのはすごくショックでした。設備が古くなって維持するのが難しくなったからだそうです。大人も子どもも映画を見たいと思ったら、すでに見ることができなくなってしまったことは、佐久市に住む人にとっては楽しみが1つ減ってしまい、悲しくて寂しいことだと思います。気軽に映画を見に行き、家族や友達だちと楽しさを分かち合ったり、人と人とが笑顔でつながっていったりする文化を残していくためにも、佐久に映画館は必要だと思います。
市としても、再開に向けて何かお考えいただくとうれしいです。
答弁者:市長
佐久城山小学校 岡部晃典さんからの、「佐久市の映画館について」のご質問にお答えいたします。
岡部さんから、「佐久に映画館が必要だと思うので、市としても、映画館の再開に向けて何か考えてほしい」との願いでございますが、誠に申し訳ありませんが、閉館した映画館の再開に向けて、市としてできることは現時点としてはなかなか見出すことはできません。
昨年閉館した映画館は、新聞記事等によりますと、「映画館の8つのスクリーンで使っているデジタル映写機が古くなったことやお客さんが減ってきたこと、新型コロナの影響が大きかったこと」などから、閉館となったようであります。岡部さんご指摘のように、「映画を見たいと思ったらすぐ見ることができなくなってしまったこと」については、閉館した映画館が、私も何度も足を運んだ、思い出の場所であることから、とても残念に思っています。
最近では、スマートフォンやタブレット端末があれば、いつでもどこでも、映画やアニメなどが見られるサービスもあり、大変便利な世の中になりましたが、その一方で、大型スクリーンに映し出される迫力ある映像や、館内に響き渡る音だなど体中で感じる、臨場感は、自宅のテレビやスマートフォンでは再現できない、映画館ならではの魅力であると思います。また、いつもと違う場所でワクワクドキドキしたり、その驚きを友達と共感することで、心の成長につながることと考えています。
一方で、今後、市内に映画館の開業、或いは再開など、民間事業者の動きがあった場合については、市として連携をして、まちづくりに協力をしていきたいと考えています。
私が皆さんと同じ、小学生ぐらいのときには、中込にも岩村田にも、そして望月にも映画館がありました。たくさんの市民の皆さんの思い出がある場所だと思います。そういったものがもし新たにできるとなれば、佐久市の文化の復活であります。佐久にいらっしゃる皆さんの文化の大きな前進でありますので、市としても、しっかりと連携を組んでいきたいというふうに思っております。
岡部さんをはじめ多くの皆さんからもこの声はいただいていております。そんな中で、少しの動きなども見逃さず対応していきたいと思います。
質問者:岡部 晃典 さん
適切なご答弁ありがとうございました。
また佐久で映画を見れる日を楽しみにしています。