1.希少な植物の保護(シロバナタンポポ)
更新日:2016年4月19日
質問者:田口小学校:瀬川 裕稔(せがわ ひろやす)くん
市長さんはタンポポと聞くと、黄色を思い浮かべませんか?田口小の児童会スローガンにはシロバナタンポポが咲く学校というのがあり、担任の先生と花・生き物委員会がシロバナタンポポを育てています。シロバナタンポポはこの辺では見ることはできません。
田口小では、であいの館や川村吾蔵記念館の庭に定植し、多くの皆さんに見て頂けるようにと考えています。シロバナタンポポに限らず、希少な植物を保護し市の文化施設でも大切に育てれば、きれいな花がたくさん咲く佐久市として、訪れた皆さんに喜んでもらえると思います。ぜひご検討ください。
答弁者:市長
田口小学校 瀬川裕稔君からの「希少な植物の保護(シロバナタンポポ)」についての質問にお答えいたします。
タンポポと聞きますと、どうしても黄色く咲いている姿を思い浮かべてしまいますが、ご質問にありました白く咲き誇る「シロバナタンポポ」は、主に関西地方で確認されるもので、佐久市での生育は珍しいとお聞きしています。
瀬川君の他にも「佐久市緑の環境調査」の中で、珍しい植物として情報をいただいたこともありますが、田口小学校の皆さんが育ててくれている希少なシロバナタンポポが、これから市内に広がっていけば、とても嬉しいことだなと思います。
シロバナタンポポの生息分布の詳細は、専門家の皆さんでも完全には分かっていないようですし、このような希少な植物を保護しながら、市の施設などで育てることは難しいかもしれません。
けれど、シロバナタンポポに限らず、昔から国内に育つニホンタンポポなどを見つけた時に、市民みんなで温かく見守っていけるようになれば、希少植物も増えてくるのではないかと思います。
市では、身近な自然環境に目を向けてもらい、市内の自然を守る気持ちを高めてもらうために「身近な生きもの生息分布調査」を実施しています。
今年は「ツバメの子育て調査」を行っていて、瀬川君の通っている田口小学校でも取り組んでいただいていますので、こうした調査にも参加してもらいながら、これからもシロバナタンポポをはじめ、市内の希少な生きものに注目して、大切にしてもらいたいと思います。
今年は「ツバメの子育て調査」を行っていて、瀬川君の通っている田口小学校でも取り組んでいただいていますので、こうした調査にも参加してもらいながら、これからもシロバナタンポポをはじめ、市内の希少な生きものに注目して、大切にしてもらいたいと思います。