22.夜などに聞こえる騒音に関する佐久市の取り組みについて
更新日:2016年4月19日
質問者:浅科中学校:阿部 透也(あべ ゆきや)くん
私たちは夕方から夜にかけて聞こえてくる騒音に不安を抱いています。信濃毎日新聞の6月18日の記事では、「国からの回答では「米軍機である」が、大部分は「該当機がなく不明」とありました。騒音の正体が分かっていないというのは、正直怖いです。不明ということは何も対策ができないという事になります。佐久市で飛行機が墜落するという事案が無いとは言い切れません。一刻も早くその騒音の正体を突き止めていただき、その後「許可を取って飛んでいるのか」「何の目的で飛んでいるのか」などを詳しく公表してほしいと思います。佐久市の安全のためにもよろしくお願いします。
答弁者:市長
浅科中学校 阿部透也君からの、「夜などに聞こえる騒音に関する佐久市の取り組みについて」の質問にお答えいたします。
市内上空を飛行した飛行機の騒音につきましては、本年2月から7月にかけて、合計14日確認されています。
それに対し市へ、電話65件、メール6件の問い合わせや苦情があり、その内容は、市民の皆さんの不安を反映したものとなっております。
このことから、市では、どこの飛行機が、何の目的で、佐久市の上空を飛行したのかを、長野県危機管理防災課や防衛省地方協力局などへ問い合わせをいたしました。
回答結果につきましては、3日間分は、米軍機で、1日分は自衛隊機であるとの確認がされたものの残りの10日間は不明とのことでした。
また、日本の飛行機などが、佐久市周辺の上空を飛行する場合には、日本とアメリカとで結んでいる、相互の協力と安全保障を目的とした、日米地位協定によって、米軍の許可を受けなければなりません。
市といたしましては、阿部君をはじめ、不安を感じている市民の方がおりますので、飛行に関する情報を速やかに公表することや、低空飛行の自粛、また騒音の実態を正確に把握するための騒音測定などについて、国や県などに求めていきたいと思います。
その中で、この問題は、県内広範囲にわたることでありますので、本年8月に行われます、長野県市長会においても、協議することとなっております。
また、少しでも情報を集め、その内容につきましては、速やかに市のホームページ等でお知らせしてまいります。