13 地域と連携した防災対策
更新日:2025年10月30日
質問者:臼田中学校 西部 百々花(にしべ ももか)さん
近年、全国的に地震や台風などの自然災害が多く発生しており、佐久市でも災害への備えがますます大切だと感じています。
佐久市では、もし災害が起きたときに避難所となる場所を子どもや若い人にもわかりやすく伝える工夫をされているのでしょうか。また、スマートフォンを持っていない高齢の方や、一人暮らしの方に対してどのように防災情報を伝えていくのかという点も重要だと思います。誰もが安全に避難できるように、幅広い世代に伝わる情報の工夫を求めます。
さらに、災害が発生したとき、学校と地域がどう連携し合って対応するのかも気になります。例えば登下校中の時間帯に災害が起きた場合、私たち生徒はどのような行動をすれば良いのか分かりません。また、私たちが地域のために何ができるのかを知っておくことも大切だと思います。
佐久市では、学校と地域が協力して防災教育を行うような取り組みは進められているのでしょうか。
私たち小・中学生も地域の一員として、災害時にどう動くべきかを知り、日頃から備えていきたいと思います。
答弁者:市長
臼田中学校 西部百々花さんからの質問にお答えいたします。
西部さんのように、災害への備えについて、真剣に考えてくださる若い皆さん、中学生がいることを佐久市として、市長として大変心強く感じています。
はじめに、「幅広い世代に伝わる情報の工夫」についてお答えいたします。
まず「子どもや若い人」に対しましては、佐久市では、避難所の場所が分かる「防災マップ」を各家庭に配布し、ご家庭で避難所を確認できるようにしています。
また、スマートフォンなどを活用し、インターネットでも「佐久市防災マップ」と検索すると、サイトが表示され確認できますので、ぜひ一度試して、いざというときのために、日頃からご家族皆で確認していただきたいと思います。「佐久市防災マップ」を表示し、ご自身の住んでいる地域を拡大してもらうと、ご自宅の周りの地域のリスクが分かります。佐久市は千曲川という日本で一番長い川が流れており、千曲川水系の河川は30もあります。例えば、もし河川が氾濫したら、どのぐらいまで浸水の可能性があるかを色分けしたものを見ることができるようになっています。ぜひ、一度見てみてください。
加えて、防災行政無線による放送や市ホームページへの掲載はもちろんですが、若い方の利用が多い、スマートフォンを通じた、XやFacebook、LINEといったSNSを活用し、多くの方へ情報が伝わるよう工夫をしています。
一方、スマートフォンを持っていない高齢者や一人暮らしの方に対しましては、防災行政無線による放送に加えて、高齢者、障害お持ちの方、小さなお子さんなどのいるご家庭など、配慮が必要な方々も含め、様々な環境のもとにいらっしゃることが考えられますので、先ほど申し上げました、市のホームページやSNSだけでなく、防災行政無線で放送された直前の内容を電話で聞けるサービスや、テレビ、ラジオの緊急放送など、状況に応じた多様な方法で、情報が届くように工夫をしています。
そして、地域の自主防災組織、消防団員、民生児童委員の皆さん、また何より、隣近所の人たちが助けたり、無事かどうか確認したりと、「助け合い」が大切だと言われています。
次に、「学校と地域が協力して行う防災教育」についてお答えいたします。
今年度、臼田中学校では、まさに西部さんのおっしゃった、地域と連携した防災訓練の実施を検討していると伺っています。市としても協力していきたいと考えています。
佐久市には、皆さんが学校へ行くときや、帰るときに危ないことがないか見守ってくれる「佐久市登下校見守り活動 見守り隊」の方々や、困ったときに駆け込める「佐久市子どもを守る安心の家」という場所があります。
これらの仕組みを生かして、もし登下校中に地震や大雨などの災害が起きたら、どうすれば安全に避難できるか、誰に助けを求めればいいか、皆さんがもっと分かりやすく学べる方法を考えていきたいと思っています。
また市では、防災や減災について学べる出前講座を実施しており、今年は中込中学校の3年生ですでに実施しました。
もし皆さんの学校で「防災についてもっと知りたい」という希望があれば、いつでも声をかけてください。危機管理課の職員が学校へ行って、分かりやすく説明をします。
市は皆さんとともに、災害に強く安心して暮らせる佐久市をこれからも築いて参ります。
私は市長として、「災害対策本部」というものを2回立ち上げました。1回は、平成26年の100年に1度と言われた大雪のとき、もう1回は、令和元年東日本台風のときです。
そういったときに、市はSNSを使って情報発信していきます。私もSNSでできるだけ早く、正確な情報を市民の皆さんに発信していきます。
テレビニュースなどでは、全国で被害の大きな地域の情報を中心に放送していきますが、佐久市に住む皆さんにとっては、身近な佐久地域の情報が知りたいと思います。
そこで、佐久市では、災害対策本部の会議に、報道関係者、新聞記者さんやテレビ局の方にも一緒に入ってもらい会議を行い、市民の皆さんのプライバシーを守りながらも、できるだけ早く、できるだけ正確に、情報発信をしていただくように工夫をしています。今年も総合防災訓練を予定していますが、そのときにも、報道関係者が入り、一緒に会議を行うことを想定してやっていきます。
このように、災害時の対応というものも、日々変化・進化しているので、先ほどの出前講座なども活用しながら、本日議場にいる子ども議員の皆さんの学校でもぜひ話し合っていっていただけたらと思います。
質問者:西部 百々花 さん
ご答弁ありがとうございました。
市が行おうとしている防災対策について知ることができました。
家に帰ったら、佐久市の防災マップを見てみたいと思います。
私も地域の人たちと日頃から関わり合って、いざというときに、冷静に、避難できるようにしていきたいと思います。
