15 佐久平地域への人口集中と他の地域の活性化について

更新日:2025年10月30日

質問者:高校生チーム(2) 野沢北高等学校 木村 十蔵(きむら じゅうぞう)さん

 僕は、佐久平地域への人口集中に関心があります。
佐久平駅周辺は新幹線や商業施設、医療機関、学校が充実し、交通・生活利便性が高いため、多くの人が集まる一方で、周辺地域では人口減少や空き家の増加が進み、活気が失われつつあります。
 この人口の偏りが続くと、地域間で教育や福祉に格差が生じ、農業や伝統文化の継承が困難になる恐れがあります。市内全体の人口バランスを保つには、ICTを活用した遠隔での仕事や教育環境の整備、中山間地域での子育て支援、交通の利便性向上などが必要だと思います。
 また、教育面では、公民館やつどいの広場といった地域の公共施設を利用して大学生や社会人が学習支援や進路相談を行う「質問DAY」を設けることで、高校生が気軽に学び、将来を考える機会を提供できます。これらは地域の魅力を高め、人口分散につながると考えます。
 そこで質問です。佐久平への人口集中について、市はどのように分析していますか。
また、他の地域にも人が住みやすくなるような、具体的な取り組みや計画があれば教えてください。

答弁者:市長

 野沢北高等学校 木村十蔵さんからの質問にお答えいたします。
 佐久平駅周辺は、北陸新幹線の開業に伴いまして、目まぐるしく変貌し、佐久市の人口の社会増を支える受け皿として、また、本市の発展を牽引する地域となっています。
 佐久平駅周辺の発展というのは、全国的に見ても注目をされているところです。
例えば、佐久平駅の開業前後20年間ぐらいを比べると、固定資産税が100倍ぐらいに増えました。これほどまでに、固定資産税が伸びた地域は、国内の新幹線沿線の都市においては、他にあまり例を見ないと言えるくらいの大きな発展であったと思います。
実際に、ブラジルやタイなど海外からも視察がありました。その時は、国土交通省や、現地の方が来て、佐久平駅の作り方、周辺の開発の仕方などについて、ディスカッションをしたり、私自身の考えをお話するお時間をいただいたりしました。
 佐久市では、平成17年の市町村合併以来、市全体の「均衡ある発展」を目指し、道路や下水道、通信、教育、公共交通などのインフラ整備により、どこに住んでいても、同様なサービスを受けられるように取り組んで参りました。
例えば、佐久市がこれまで取組んできたこととして、「全戸水洗化」があり、これは概ね達成ができています。それから、木村さんがおっしゃっていました通信、ICTというところでは、「FTTH化」これもそのひとつです。
 これらとあわせまして、各地域の「特徴ある発展」にも重点を置き、地勢や強みを活かした事業展開による、持続可能なまちづくりを進めてきました。
「特徴ある発展」というのは、例えば、佐久平駅周辺であれば、佐久平駅から新幹線で最速69分で東京駅へ着くという利便性であったり、臼田であれば、佐久総合病院などもあり、医療、福祉のまちという強みや、スタードームなどがあることで、星のまちと言われていたりと各地域の特徴を活かしたまちづくりを進めてきたということです。
 これまでの施策が功を奏し、令和6年の長野県内年間人口増減における転入超過数が503人となりました。この503人という数字は、長野県の77市町村の中では1位でした。県内の転入者が多い地域と言うと、軽井沢や白馬村、松本市、安曇野市などもありますが、それらの地域をおさえて、佐久市は1位でした。
 一方で、木村さんご指摘の通り、周辺の中山間地域におきましては、人口減少と高齢化の進行による活力の低下や、空き家、空き店舗増加等が生じており、市としても大きな課題であると認識しています。
 このような課題に対応する取り組みとして一例ですが、望月地域において、間もなく、空き店舗等の実態調査を進めていきます。
この取組は、空き店舗を活用した若者の働く場の確保や企業・創業を促すもので、今後、継続して臼田や浅科地域でも実施していきたいと考えています。空き店舗を調べて、活用したい人とのマッチングを行っていく取組です。
 また、ご提案いただいた地域の公共施設を利用した交流の場づくりの取組についても、コミュニティやにぎわいの創出につながる、とても参考になるアイデアだと思いました。
 佐久市では、現在今後10年間のまちづくりの指針となる「第三次佐久市総合計画」の策定を進めています。計画策定に当たり、今後、市民参加型のワークショップの開催を予定しています。
 木村さんをはじめ、多くの高校生にもぜひご参加いただき、ご意見やアイデアを出していただきたいと思っております。
 まちづくりに参加しようとする姿勢はとてもすばらしいことだと思います。木村さんが、今まちづくりについて関心を持っている気持ちをもっともっと膨らませて、佐久市の未来を創る担い手となって、活躍していってもらいたいと強く願っています。

質問者:木村 十蔵 さん

 ご答弁ありがとうございました。
 今日ここに参加しなければ聞くことができない、貴重なお話を聞けたので嬉しかったです。
 今ここにいる子ども議員のように、佐久市に興味を持って生活している若者がもっと増えたら良いと思います。

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