火星
更新日:2020年6月25日
2018年大接近時の火星。左端のL字状の模様は「大シルチス」。
2003年大接近時の火星。中央の模様は「太陽湖」。
地球の一つ外側を回る惑星、火星。木星や土星より近くを回っていますが、地球の半分ほどの大きさしかないため、望遠鏡で表面の様子を楽しむのは約2年2か月に1回の接近の前後に限られます。その中でも特に近くなって観望好機となる「大接近」は15年1か7年に一回しかなく、大きな話題になります。火星は赤茶けた砂漠と岩石の星で、その地形を反映した微かな濃淡模様が見られ、特徴のあるものには名前がつけられています。写真の火星の下側に白く見えているのは火星の南極に薄く張った霜と氷の層で、「極冠」と呼ばれています。また火星にはごく薄い大気があり、霧が発生して一部が微かに白く見えることもあります(写真の火星の縁の部分)。
[撮影データ]・1枚目 2018年7月31日 24時28分~ 60cmF12反射 QHY-5II RegiStax6・ステライメージ8でスタック・画像処理
・2枚目 2003年8月3日 26時32分~ 20cmF12屈折 ニコンCOOLPIX995 RegiStax6・ステライメージ8で画像処理
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