M102?(NGC5866)
更新日:2022年1月15日
おおぐま座の銀河。タイトルのM102に「?」がついているのにはわけがあります。M番号はフランスの観測家シャルル・メシエがつけたカタログ番号ですが、実はM102の位置には該当する天体がありません。発見者であるメシエの弟子メシャンは「M101を見たときに位置を間違えて記録したものだ」としてこれを削除しましたが、欠番にするのはもったいないと考えた後の天文ファンが記録位置に近いこの銀河、NGC5866をいわば「非公式」にM102としたものです。確かに小さく暗い銀河なので、メシエやメシャンが見たとは思えませんが、こうした「遊び」もあっていいでしょう。
[撮影データ]2000年2月4日 26時7分~ 60cmF12反射+1.77倍レデューサー AstroCam冷却 L5分×6、R100秒、G300秒、B600秒 ステライメージ7で画像処理
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