更新日:2015年2月2日
佐久市立近代美術館は昭和58年(1983)に開館し、平成25年(2013)5月26日に開館30年を迎えました。これを記念して、美術品が制作された年代順で構成した収蔵品展を3会期に分けて開催しています。
第2会期は明治以降昭和初期までの変革の時代の作品で構成します。
急速に近代化する日本の中で、伝統的な美術や工芸は、美術という概念に統一されました。体系化された中で、美術家たちも方向性を模索し、離合集散をくりかえし、時代の要請に応えていきました。また、4度の戦争にも無関係ではいられませんでした。世界と日本の関係が大きく変化する中で創造された作品です。
平成25年12月14日(土曜)~平成26年2月23日(日曜)
午前9時30分~午後5時
佐久市立近代美術館
児玉 果亭・渡辺 省亭・菊池 芳文・谷口 香嶠・竹内 栖鳳・西川 春洞・岡村 政子・梶田 半古・今村 紫紅・下村 観山・池上 秀畝・野田 九浦・平福 百穂・菊池 契月・北村 西望・猪飼 嘯谷・山元 春挙・奥谷 秋石・小室 翠雲・木村 武山・川村 曼舟・小杉 放菴(未醒)・前田 青邨・吉岡 堅二・神津 港人・野村 正三郎・山川 秀峰・横山 大観・森田 沙伊・小山 大月・山口 華楊・中村 貞以・小松 均・川崎 小虎・結城 素明・澤田 政廣・加藤 陽・徳力 富吉郎・児玉 希望・松林 桂月・西村 龍介・源川 雪・有島 生馬
佐久市教育委員会
館スタッフが展覧会を案内
日時:12月22日(日曜)・1月18日(土曜)・2月2日(日曜)・2月22日(土曜)各日14時ー(40分程度)
場所:佐久市立近代美術館
「清少納言図」
谷口 香嶠(たにぐち こうきょう)・1864‐1915
大阪に生まれ、京都で歿、享年52歳。本名雅秀、通称槌之助、後素斎とも号す。1883年幸野楳嶺門に入る。内国勧業博覧会などで受賞を重ね、1900年パリ世界博覧会に於いて銅牌、1902年トリノ万国装飾博覧会視察で渡欧、翌年帰国。竹内栖鳳と京都市立絵画専門学校創立に尽力、同校の教諭を務めた。故実に通じ、京都画壇では歴史画の第一人者として認められる。
雪の積もった日、中宮定子の「香炉峰の雪いかならむ」の問いに清少納言は「香炉峰の雪は簾を撥げて看る」という白居易の詩を思い出しとっさに御簾を高く上げてみせた。『枕草子』の一場面。
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毎週月曜日(休日の場合は開館)
展示替え期間(不定期)
年末年始期間(12月29日~1月3日)
ほか臨時休館することがあります。
午前9時30分~午後5時