更新日:2025年4月28日
長野県北佐久郡協和村片倉(現 佐久市協和)出身の書家・比田井天来(1872-1939)。天来は、日本の近代書を切り開いた書家として知られています。日下部鳴鶴に師事して多くの碑法帖を研究した天来は、筆法を研究し、古典の臨書の重要性を説くなど、「現代書」の確立に大きな影響を与えました。
天来はその生涯において多くの業績を遺していますが、その中でも特に注目されるのは、古法(俯仰法)の発見と現代書表現のパイオニアとなる弟子を多く輩出した点です。その系譜は、いまなお書道界に受け継がれています。
本展覧会は新佐久市誕生20周年記念事業の一環として、佐久市立近代美術館と佐久市立天来記念館の連携企画として開催します。佐久市立近代美術館では、佐久市立天来記念館所蔵の天来の作品と、佐久市立近代美術館および佐久市立天来記念館所蔵の天来の直門たち、そしてその流れを受け継ぐ書家たちの作品を展示します。佐久市立天来記念館では、令和6年度に天来記念館に寄贈された《龍跳》(1920)を軸として、新規寄贈作品を中心に天来とその妻・比田井小琴の作品、そして佐久市立天来記念館と佐久市立近代美術館所蔵の門流の作品を展示します。
大正3年(1914)、岡倉天心の歿後一周忌を期に、横山大観らによって再び興された日本美術院は、令和5年(2024)に再興から110年の年を迎えました。これを記念して、佐久市立近代美術館のコレクションから院展に所属する作家たちを取り上げ、近代日本画から現代の日本画への歩みを紹介します。
2025年5月17日(土曜日)~6月22日(日曜日)
5月19日(月曜日)、26日(月曜日)
6月2日(月曜日)、9日(月曜日)、16日(月曜日)
午前9時30分から午後5時まで
佐久市立近代美術館 油井一二記念館
※20名以上の団体は( )内の金額適用
佐久市立近代美術館と佐久市立天来記念館の2館両方に来館された方に、先着順でオリジナルグッズをプレゼントします。
申し込みが必要なイベントは、4月1日(火曜日)午前9時から佐久市LINEおよび電話(0267-67-1055)で申込受付を行います。先着順に受け付け、定員に達し次第、受け付けを終了します。
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毎週月曜日(休日の場合は開館)
展示替え期間(不定期)
年末年始期間(12月29日~1月3日)
ほか臨時休館することがあります。
午前9時30分~午後5時